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VR睡眠とは?
VR睡眠とはVRChatの文化の一つで、VRを付けたまま寝ることです。
VRを付けたまま仮想空間で寝ることで、寝ても覚めてもVR空間にいれる!とVRChatユーザーの間で注目を集めています。
寝にくくても仮想空間で寝ることに大きな意味があるんだよ!
VRChatにはユーザーからの需要を受けて、VR睡眠のために作成されたワールドがたくさんあります。
VR睡眠向けのワールドの特徴として、部屋を暗くすることができるギミックがあるのでHMDを付けたまま寝ても目に負担がかからない仕様になっています。
また、雨やさざ波の環境音があったり、ミラーが設置してあって寝ている自分の姿を見ることができる睡眠ワールドも多く存在します。
それほどVR睡眠は日本・海外問わずVRChatで当たり前の文化となってきています。
VR睡眠のいいところは、寝るのが寂しくないところ!
家にいながら綺麗な夜空を眺めがながら睡眠することができたり、仲の良いフレンド複数で集まっておしゃべりしながら修学旅行気分で寝ることができるので精神的充足を味わうことができる至高の行為です。
しかし、寝ながらHMDを付けていると、瞼を通してうっすらとモニターの光が入ってきます。そして頭には重たいVR機器…有線でPCと繋げたりなんかしていたら寝返りも打てません!
そうです…精神的充足感はありますが、物理的に寝るのが辛くなるのがVR睡眠の特徴です。
なので、VR睡眠に関してはユーザー間でもする派としない派に分かれており、
VR睡眠じゃないともう寝られない!
いいや、VR睡眠は絶対にしない!
といったように意見は様々です。
ちなみに私は元々VR睡眠はしませんでしたが、この記事を書くにあたってついにVR睡眠をしてみました。
フレンドたちとおしゃべりしながら眠くなったらマイクをミュートにして眠りにつく…まさに学生時代に体験したかったけど体験できなかったお泊り会のようでとても楽しかったです。しかし、あまり寝た気がしなかったので、最終的には「VR睡眠、昼寝くらいなら肯定派」で落ち着きました。
VR睡眠はMP(精神)は回復するけどHP(体力)が減少する行為と言われている
VR睡眠のやり方
VR睡眠をするのに制限はない!
デスクトップモードで寝る
VRを付けたまま寝るのがVR睡眠なのにデスクトップでVR睡眠??
デスクトップでVRChat睡眠をしたっていいじゃない!と、思います。
VRがなくても、フレンドと一緒にPCの前で寝落ちするまでお喋りするのがVRChat睡眠です。
VRを付けたままだと寝られないから、デスクトップモードでVR睡眠に参加しているユーザーもいるよ!
デスクトップモードでもSit判定があるベッドを利用することでVRChat睡眠ができます。
3点トラッキングのVRで寝る
頭と手だけを動かすことができる3点トラッキングでは、現実で横になるとVRChat内ではうつぶせのような格好になってしまいます。仰向けで寝たい場合は、Sit判定がついているベッドを利用することで上を向いて寝ることができます。
↓うつぶせになってしまう
また、Unityが使える場合は、みんみんみーん氏によって配布されているごろ寝システムがおすすめ。寝そべりモーションによって、本当に寝ているかのような姿になります。足を固定することができるため、顔や手を動かしてもアバターがバタバタと動かなくなります。
ごろ寝システムがあれば横を向いてお喋りをしても体勢が崩れないよ!
フルトラッキングのVRで寝る
言わずもがな、フルトラッキングユーザーは腰と脚までトラッキングされているので現実で寝ている姿がVRChatにそのまま反映されます。空中に浮くことができるので、ベッドのコライダーがなくてもVR睡眠ができます。
VR勢はOVRを導入しよう
OVRとは「OVR Advanced Settings」の略です。Steamから無料でダウンロードできるので導入しましょう。OVRの設定から、上下移動をすることができるので、現実で体を動かさなくても、コントローラーで寝る位置を微調整することができます。
QOL爆上がり間違いなしです
一晩寝るなら充電しながら
昼寝くらいなら充電切れの心配はありませんが、一晩中がっつり寝る場合は充電切れが心配です。
VRの充電は4時間くらいで切れてしまうので、せっかくVR睡眠をするなら朝までみんなと一緒にいたい!という方は充電必須です。
※コードが体に絡まないように気を付けましょう
寝る直前にHMDを外すのも可
別に朝までVRを被って寝るのがVR睡眠の美徳というわけではありません。
VRを被ったままだと寝れないという方は、寝る直前にVRを外しても可。ゲーム自体を落とさなければ、朝起きてもう一度VRをかぶりフレンドに挨拶するということもできます。
一緒に寝るフレンドに起床時間を伝える
意外と忘れがちなのが、何時に起きるかを一緒に寝る相手に伝え忘れることです。
大体は先に起きた方がワールドのペンで書置きをして消えていきますが、せっかくVR睡眠をするなら起床時に少し挨拶とかしたいですよね。先に起きちゃったけど相手は起きそうにない…「そろそろ起きるかな…?」と待つのも時間の無駄なので、最初から起きる時間を合わせてしまうといろいろ捗ります。
VR睡眠のメリット
VR睡眠をしてみて感じたメリットです。
フレンドと一緒に寝られる幸福感
隣に人がいる安心感でVR睡眠だとすぐに入眠することができます。しかも隣にいるのは美少女なので、精神的満足感が計りしえません。
眠くなるまでお喋りしながら夜を明かすのって本当に何にも代えがたい贅沢な時間です♪
周りに人がいると寂しくない
周りに人がいると寝るときと起きた時に寂しさを感じません。
以前は毎朝起きた時の絶望感がひどかったのですが、VR睡眠をするようになってから朝起きるとフレンドが横にいるので、少しお喋りしていると「よし、今日もやるぞ!」という気分で一日に臨めるようになりました。
また予想外の寝落ちVR睡眠の際にも、起きた時にフレンドから「あ、起きたの?おはよ~」とあいさつをされたり、周りで会話をしている様子を聞いてほっこりした気分になりました。
一人暮らしの夜の孤独感を緩和できる(´;ω;`)
色んな場所で寝られる
普通は毎日同じベッドで同じ天井を見上げながら寝ますよね。
VRChatでは、夜空の下で寝たり、海のさざ波の音を聞きながら寝ることが可能です。なんなら現実世界ではありえないファンタジーなワールドで寝ることもできてしまいます。
よく考えたら、自分の部屋にいながら色んな場所で寝ることができるって、すごい時代がやってきたものです…。
いつもと違う場所で寝ると気分転換になる!
VR睡眠のデメリット
VR睡眠をしてみて感じたデメリット…。
寝た気がしない
VRChatユーザーは「VR睡眠しよう」と当たり前に話題に出してくるので忘れがちですが、ヘッドセット被ったまま寝るのは寝心地がよくありません。頭締め付けられるし、HMDが邪魔です。VR睡眠をする前に「HMDがなければいいのに…」と末期的な会話をしてしまいました。(だったらするな)
眠りが深い人はヘッドセットを被ったままでもぐっすり眠れるようですが、私は寝返りを打つたびに起きてしまい寝た気がしませんでした。同じ理由からVR睡眠はしないというユーザーは多いです。
穴あき枕を使うと頭の位置が固定され寝心地が良くなるよ!
Questユーザーで部屋の光が入ってきてまぶしいという方にはこちらがおすすめです。
(Questは部屋が明るくないとトラッキングができない)
VR機器が消耗する
VR機器もVR睡眠のような使われ方をするのは想定外でしょう。
私たちのこと大事に使ってね💦
寝返りをうったときにVRパーツの一部を壊してしまった、寝ている間にヘッドセットが外れてベッドから落としてしまったなんて話をたまに聞くので注意が必要です。
”VR機器にも自分の体にも負担がかからない寝方”を模索する必要があります。
VR睡眠はほどほどに楽しもう!
個人的に言うと、VR睡眠は楽しいし大好きです。
”バーチャル空間でフレンドたちと一緒に寝る”というのはVRChatでしかできない特別なことです。
リアルでも友人同士集まって一緒に寝るなんて機会はなかなかありません…。
できることならバーチャル空間で寝たい!と思ってしまうのですが、あまり続けていると現実に戻れなくなってしまいそうで自重しています。
お休みの日に昼寝くらいを楽しんで、たまに非日常感を味わうくらいにとどめるのみ。
精神的には非常に心地よいVR睡眠ですが、やはり物理的な身体にいいとは思えないので昼寝くらいをフレンドと楽しむのがちょうどいいのかな?というのが結論です
みなさんもほどほどにVR睡眠ライフを楽しんでください!
フレンドを抱きしめながら寝よう
VRを付けたまま寝る…ってコト?寝れるのかなぁ…